【iOS Simulator】ダークモードや拡大表示を使う方法、設定できる項目諸々【Xcode】

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ウェブサイト制作のスマホでの表示を確認する時、ダークモードや拡大表示、拡大鏡などの機能を使いたい時ってありますよね。

私は実機で確認できない際によくXcodeのiOSシミュレーターを使うんですが、設定アプリから行えるはずのこれらの機能が見当たらず。。
調べても見つけられなかったのでできないものだと思っていたところ、最近になって拡大鏡以外の設定方法を発見!

設定方法と、調べた中で分かったことを記録したいと思います。

※ 今回検証したのはiOS14.4のiPhoneSE(第二世代)

ダークモードや拡大表示の設定方法

シミュレーターの設定アプリでは、実機と違っていくつかセクションが無くなっており、「画面表示と明るさ」もそれに含まれています。
このセクションの設定項目がどこへいったかというと、設定アプリの一覧下部にある「デベロッパ」という項目内にあります。

クリックすると、英語表記で色々な設定項目がでてきます。

外観モードの場合は一番上にある「APPEARANCE」の「Dark Appearance」をONにすればOK。

 

同様に、拡大表示は「DISPLAY ZOOM」の「View」をタップし、Zoomedに設定します。

 

ちなみに「テキストサイズを変更」「文字を太くする」に関しては、デベロッパの項目には無かったんですが、「アクセシビリティ」>「画面表示とテキストサイズ」の設定項目と連動している様子でした。(実機でテスト)
なのでこちらから確認できそう。

「デベロッパ」の設定項目について

上記を確認するときに一通りGoogle翻訳にかけたので、せっかくなので一覧にまとめてみました。
おそらくアプリやウィジェット開発用などのシミュレーター専用のものが多いようなので、ウェブサイト制作では使わなそうですが参考までに。

設定項目 日本語訳
APPEARANCE

・Dark Appearance On/Off

外観

・ダークモード オン/オフ

DISPLAY ZOOM

・View 標準(Standard)/Zoomed
* Choose a view for iPhone. Zoomed shows larger controls.Standard shows more content.

ディスプレイズーム

・ビュー 標準/ズーム
* iPhoneのビューを選択します。 ズームすると、より大きなコントロールが表示されます。標準では、より多くのコンテンツが表示されます。

PAIRED DEVICES

・Clear Trusted Compters
* Removing trusted computers will delete all of the records of computers that you have paired with previously.

ペアリングされたデバイス

・信頼できるコンピューターをクリアする
*信頼できるコンピューターを削除すると、以前にペアリングしたコンピューターのすべてのレコードが削除されます。

UI AUTOMATION

・Enable UI Automation On/Off
・Multipath Networking On/Off
・HTTP/3 On/Off

UIオートメーション

・UIオートメーションを有効にする オン/オフ
・マルチパスネットワーク オン/オフ
・HTTP/3 オン/オフ

IAD DEVELOPER APP TESTING

・Fill Rate
0% – Always Error、20%、50%、80%、100% – Always Provide Ad
・Ad Refresh Rate
15 seconds、30 seconds、60 seconds、120 seconds
・Highlight Clipped Banners On/Off
・Unlimited Ad Presentation On/Off
* These settings affect testing of developer-mode apps only

IAD開発者アプリのテスト

・充填率
0%-常にエラー、20%、50%、80%、100%-常に広告を提供する
・広告のリフレッシュレート
15秒、30秒、60秒、120秒
・クリップされたバナーを強調表示 オン/オフ
・無制限の広告プレゼンテーション オン/オフ
*これらの設定は、開発者モードのアプリのテストにのみ影響します

PASSKIT TESTING

・Additional Logging On/Off
・Allow HTTP Services On/Off
・Disable Rate Limiting On/Off
・NFC Pass Key Optional On/Off

パスキットテスト

・追加のログ オン/オフ
・HTTPサービスを許可する オン/オフ
・レート制限を無効にする オン/オフ
・NFCパスキーオプション オン/オフ

MEDIA SERVICES TESTING

・EU Volume Limit On/Off
・AirPlay Suggestions
Default
Always Prompt User with Suggested TV
Always Use Suggested TV
* When using a mode other than “Default”, select an AirPlay-capable TV as the suggested TV to use for testing.This TV must be connected to the same Wi-Fi network as this iPhone.
・Reset Media Services

メディアサービスのテスト

・EUボリューム制限 オン/オフ
・AirPlayの提案
デフォルト
提案されたテレビで常にユーザーにプロンプトを表示する
常に推奨テレビを使用する
※「デフォルト」以外のモードを使用する場合は、テストに使用するテレビとして、AirPlay対応のテレビを選択してください。このテレビは、このiPhoneと同じWi-Fiネットワークに接続されている必要があります。
・メディアサービスのリセット

AIRPLAY TESTING

・Use Route Sharing Policy On/Off
* When enabled, apps identifying as long-form content apps will not use the system route when playing.

AIRPLAYテスト

・ルート共有ポリシーを使用する オン/オフ
*有効にすると、長い形式のコンテンツアプリとして識別されるアプリは、再生時にシステムルートを使用しません。

NEWS TESTING

・Reset Local Data on Next Launch On/Off
* Reset layouts, images, and other cached elements.
Private data will not be affected.

ニューステスト

・次回の起動時にローカルデータをリセットする オン/オフ
*レイアウト、画像、その他のキャッシュされた要素をリセットします。
個人データは影響を受けません。

TV PROVIDR TESTING

TV Provider
>OPTIONS
・キャッシュバスター On/Off
・タイムアウトを無効 On/Off
・期限切れのトークンをシミュレート On/Off

>開発TVプロバイダ
・TVプロバイダを追加

CORESPOTLIGHT TESTING

・Reindex All Items
・Reindex All Items with Identifiers

コアスポットライトテスト

・すべてのアイテムのインデックスを再作成
・識別子を使用してすべてのアイテムのインデックスを再作成する

WIDGET TESTING

・WidgetKit Developer Mode On/Off
* When enabled, the widget is not subject to the usual limits on how frequently it will be surfaced in a stack.

ウィジェットのテスト

・WidgetKit開発者モード オン/オフ
*有効にすると、ウィジェットはスタックに表示される頻度に関する通常の制限の対象になりません。

SHORTCUTS TESTING

・Display Recent Shortcuts On/Off
* When enabled, Siri Suggestions in Search & Siri Watch Face show the most recently provided shortcuts rather than current predictions.

・Display Upcoming MEdia On/Off
* When enabled, Siri Suggestions in Search will show Upcoming Media Intents donated via INUpcomingMediaManager.

・Display Donations on Lock Screen On/Off
* When enabled, the most recently donated shortcuts will be shown on the Lock Screen.

・Force Shortcuts to Watch On/Off
* To force sync shortcuts, make sure Apple Watch is connected to its charger.

ショートカットテスト

・最近のショートカットを表示する オン/オフ
*有効にすると、Search&Siri Watch FaceのSiriサジェストは、現在の予測ではなく、最近提供されたショートカットを表示します。

・今後のメディアを表示する オン/オフ
*有効にすると、検索でのSiriサジェストは、INUpcomingMediaManagerを介して寄付された今後のメディアインテントを表示します。

・ロック画面に寄付を表示する オン/オフ
*有効にすると、最後に寄付されたショートカットがロック画面に表示されます。

・ショートカットの監視を強制する オン/オフ
*同期ショートカットを強制するには、AppleWatchが充電器に接続されていることを確認してください。

SIRI EVENT SUGGESTIONS TESTING

・Allow Any Domain On/Off
・Allow Unverified Sources On/Off
* These settings affect Siri Event Suggestions from Mail and Safari.Enable Allow Any Domain to allow e-mails or web pages which have not yet been approved for Siri Event Suggestions by Apple. Enable Allow Unverified Sourses to bypass DKIM or SSL authenticity verification for Siri Event Suggenstions in Mails and Safari.

SIRIイベント提案のテスト

・任意のドメインを許可する オン/オフ
・未確認のソースを許可する オン/オフ
*これらの設定は、メールおよびSafariからのSiriイベント提案に影響します。[任意のドメインを許可]を有効にして、AppleによるSiriイベント提案がまだ承認されていない電子メールまたはWebページを許可します。 メールとSafariでのSiriイベント提案のDKIMまたはSSLの信頼性検証をバイパスするために未検証のソースを許可するを有効にします。

MIDI-CI TESTING

・Enable MIDI-CI On/Off

MIDI-CIテスト

・MIDI-CIを有効にする オン/オフ

雑感

検索すると、二本指でのピンチイン/ピンチアウトと設定アプリの”拡大表示”が結果で混ざってしまって調べるのに難航しました。。(ピンチイン/アウトの紹介記事は多数有り)

XcodeやiOS simulatorの使い方が浅いところで止まってしまっているなぁと最近感じることが多かったので、触るツールはちゃんと把握して使いきれるようにしたいと思います。