1000枚以上アップしてる無料ユーザーは要注意!Flickrアップデートの注意点ほか【2018/11】

この記事は最終更新から4年以上が経過しています。情報が古くなっている可能性があります。

こんにちは、しばです。
先日写真系SNSで有名なFlickrが大幅なプラン変更を行いましたね。

私自身はごくたまに写真を撮ってぽちぽちPIXTAで販売する程度の一眼ユーザーでFlickrは未利用です。
しかし、仕事でFlickr APIを使ったサイトを作成していて興味があったので、今回のアップデート内容から気になるところをまとめてみました。

元記事はこちら→ A sharper focus for Flickr 

無料ユーザーでたくさんアップしてる人はぜひ注意していただきたいアップデート内容です!

無料版での1000枚以上の保存を制限

これが一番気になった変更点ですが、これまで容量1TB以内だった無料版の制限が1000枚以内に変更されました

今後、無制限の有料版に移行しないと、

  • 2019/1/8〜 制限が適用され、1000枚以上のアップロードができなくなる
  • 2019/2/5〜 古い日付のものから超過分が強制削除

とのこと。

該当する無料ユーザーは3%ほどなため大多数への影響はないそうですが、その3%に入った私の友人は選定に苦戦しつつクラウドストレージに移動したりしはじめていました(-人-)

「最近使ってないけど大量に保存してる」という人は、強制削除まであと3ヶ月あるので、写真を削除するなりダウンロードするなりして今から整理しておきましょう。

ちなみにこの変更の背景には、無料ストレージ目的の写真に興味がないユーザーを引き寄せてしまったことで、Flickrが理想の写真愛好家たちのコミュニティじゃなくなってしまったという分析があったようです。
制限を容量でなく枚数にしたことについては、写真家は容量よりも写真を数える方が簡単で直感的だからとのこと。

たしかに枚数の方がわかりやすい気がします。
写真愛好家のためのサービスというところに拘りが感じられてなんだかいいですよね。

ログインが簡単になった

これまでFlickrを使うにはアメリカのYahooアカウントの登録が必要でした。

これ、APIを使うために私も登録したんですが、英語サイトで登録しなきゃいけなかったのでちょっと心のハードルが高くてえぇ….と思ったのを覚えてます。

今後は好きなメールアドレスを使ってログインできるようになります。
登録済みユーザーにとってはちょっと今更感がありますが、私のように敷居の高さを感じてFlickrの利用を躊躇していた人もいそうなので、これからやるひとは初めやすくなりますね。
APIを使ったサイト制作もより気兼ねなくできそうです。

この変更は2019年1月からを予定しているとのこと。

11月30日までに有料版移行で1年間30%OFF

有料版の「Flickr Pro」は年額50ドルです。
現在円換算で5650円なので、30%OFFだと4000円弱ですね。

現在FlickrはプラットフォームをAWSに移行したり、スパムコメントを削減したり、5K(5120 x 5120)解像度の写真のアップロードに対応したりと色々機能改善の動きがあり、今後はよりProに注力していく予定とのこと。

一度Proを辞めた人や無料版の制限にひっかかる人は、この機会に検討してもいいのかもしれません。

APIの変更はある?

今回の発表での大きなニュースは以上ですが、APIを利用している側としてはそちらの変更がないかが気になりました。

今調べた限りでは、API関連の情報は特になく、動作への影響もありません。
技術系ブログ(code.flickr.com)を見ても、2018/04のSmugMugによる買収時の記事以来特に更新はありませんでした。

Flickr APIは近年ほぼ更新はありませんでしたが、今回のアップデートがSmugMug買収による動きなら、今後何かあるかもしれませんね。
今後行われるアップデートに伴って変更がでないかウォッチしたいと思います。

ちなみに以前Flickr APIを使った記事はこちら

Flickr APIを使ったギャラリーサイトの作り方【jQuery】

最後に…

Flickrは見ているだけでも構図やカメラ設定の勉強になるいいコミュニティだと思います。

自己満足の写真撮影から一歩踏み出したい人は、ログインが簡単になる来年以降にチャレンジしてみると新たな刺激を得られるかも。
私はまだ自己満足の範囲でFlickrを使うには烏滸がましい…!とか思っちゃいますが、たくさんの人に見てもらいたくなったら使ってみようと思います。

以上、Flickrアップデートの変更点まとめでした。