Jimdoから他サーバへ引っ越した時のリダイレクト方法

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こんにちは、しばです。
最近は言語を覚えなくても無料&直感的にサイトを作れるサービスが増えましたよね。
しかし簡単に作れるからこそ、もっとより良いサイトにしようとした時、有料プランにせざるを得なかったり、制限がかなり厳しくついたりすることも。
今回はそんな便利サービスの1つJimdoについて。
他のサーバ&別ドメインへ移転・引っ越しする際のリダイレクトについてご相談をうけたのですが、制限が色々とあったので方法をまとめました。
※執筆時点での個人的な見解なのでご注意ください。
Jimdoではリダイレクト制限が厳しい
ご相談の内容は、「Jimdoをやめて他のサーバに引っ越したが、古いURLの評価を引き継ぎたいからJimdoのサイトからリダイレクト設定を行いたい。」
「しかしリダイレクトの制限が厳しいようだ」というもの。
各リダイレクト方法の実装可否を調べたところ、以下の仕様になっているようです。
- .htaccess→編集不可
- meta refresh→使用不可
使えた時期もあったようですが、今はヘッダーに追加しようとしても自動的に削除されるようです。 - PHP→編集不可
ちなみに他のサーバからJimdoへ引っ越す際は、Jimdo側の「リダイレクトURL」という項目で設定可能です。
簡単に作れるからこそ、影響範囲が大きいところは編集できないよう制限しているんですね。
JavaScriptでリダイレクトさせよう!
移転期間に余裕があるのなら、Jimdoで新(独自)ドメインへ切り替え→しばらく運営→検索エンジンの評価が完全に映ったら外部サーバにサイト用意→外部サーバへDNS切り替えという流れでの引っ越しが確実そうですが、すぐに移転したい!という場合がほとんどかと思います。
そうするとやはりリダイレクト設定が必要。
Jimdoでリダイレクトをするには、JavaScriptを使うのがおそらく唯一の方法だと思います。
設定方法は以下の通り。
管理メニュー>基本設定>ヘッダー編集>各ページ
<link rel="canonical" href="https://引っ越し先URL" />
<script type="text/javascript">
//<![CDATA[
if(location.hostname == 'jimdoのサイトドメイン'){
setTimeout("link()", 0);
function link(){
location.href='https://引っ越し先URL';
}
}
//]]>
</script>
説明:
- 「jimdoドメイン」は自分のJimdoサイトのドメイン(○○○.jimdo.comまたは○○○.jimdofree.com)
→if(location.hostname == ‘jimdoドメイン’){ の条件を入れることで、編集画面等でのリダイレクトを回避 - 上記コードは各ページのheader編集で1ページごとリダイレクト先を指定する場合を想定
→無料プランだと全体共通のheaderしか編集できないので、自身のパス・ファイル名でリダイレクト先を条件分岐させればいいかと思います - rel=”canonical” は不要かもですが念のため
→canonicalは検索エンジンに正規のURLを指定する場合に使うHTMLタグで、リダイレクト機能自体は持っていませんが、デフォルトで吐き出されている同タグを無効化するために重複記述させています。
(デフォルトのcanonicalはjimdoドメインの自身のURLを自動的に吐き出す仕様になっています。)
使うときの留意点
サイト移転にJavaScriptリダイレクトを使用することについて、Googleはサポートしていると名言していますが、勿論301リダイレクトの方が望ましいようです。
もし、サーバーサイドのリダイレクトを使うことができないなら、JavaScriptを使うのは便利な代替策になる。サイトでJavaScriptのフレームワークを使っている場合にも、唯一の選択肢になるかもしれない。
キャッシュするかどうかはサーバーの設定によるし、サイト管理者がどうしたいか(RとSのどちらをインデックスさせたいのか)を検索エンジンは推測しなければならない。
引用元)【保存版】301や302、307、JavaScript、meta refreshなどのリダイレクトをGoogleはどのように処理するか?
こちらの記事は、JavaScriptによるページ転送(リダイレクト)でも、転送元ページの評価を転送先ページにほぼ完全に渡したことを、検証によって確認している。
「評価をほぼ完全に渡した」とあるので問題なさそうですが、個人的にはJimdo側、もしくは引っ越し先のサーバの設定次第ではGoogleが移転先と認識しない場合もあるのでは…?という不安が。
あんまり不安になる必要もないかも知れませんが、この懸念を解消したい場合はリダイレクト設定後にペナルティを受けていないか確認しましょう!
ペナルティには2種類あるようで、それぞれ
- 手動ペナルティ→Google Search Consoleを使っていると警告が上がるため、そちらをチェックする
- 自動ペナルティ→はっきりと確認できないので、特定のキーワード検索での順位を移転前と比較しチェックする
という方法になります。
「ちゃんと評価が引き継げたのか」「ペナルティを受けていないか」は、結局どのリダイレクト方法でも気にすべきところかと思うので、引っ越し前後はしっかり注意すると良さそうですね。
まとめ
移転に時間かけていられない!ちゃちゃっと引っ越したい!という場合は、ペナルティを受けていないか確認しつつ、JavaScriptリダイレクトで対応しましょう。
以上、Jimdoから他サーバへ引っ越した時のリダイレクト方法でした。